出さない手紙

先日、机の引き出しを整理していたら

一通の手紙が出てきました。


宛名は恩師の名前になっていて、

裏面にはその返事が書かれています。


『これは、あの時の…』


自分のことを批判せず、

あたたかく受けとめてくれる人に

出さない手紙を書き、

自分がその相手になりきって返事を書く

『想定書簡法』という

ワークをした時のものでした。


手紙にはその時悩んでいた問題と

激しい怒りや葛藤が綴られていて、


『これは絶対におかしい!』

『私が重く受けとめ過ぎているのかも…』

『もう、いっぱい、いっぱい!』の

私が悲鳴を上げていました。


それに対する恩師の返事は、

『もっと肩の力を抜いて』

『問題から距離をおいて』

『今の気持ちがどう変化していくのか

じっくり観察してみたら?』など…


『いっぱい、いっぱい!』なのに、

冷静に返事を書いているな…という印象

恩師になりきってはいますが、

書いているのは私です。


手紙に率直な気持ちを吐露して

スッキリしたことで、

別の視点を見出すことができ

『こうすれば何か変えられるかも』と、

恩師の言葉に含めて書いたと思います。


人は深い悩みの中にいても、

どの方向に向かって進めばいいのか

自分に何が足りないのかを

案外わかっているのかもしれません。


そのことを問題だと思う自分にしか

答えは見つけられませんよね。


手紙に書かれていた問題は

今では課題へと変わり、

適切な距離を保って様々な方向から

見つめることができます。


『こんなに悩まなくても…』


出さない手紙が

『いっぱい、いっぱい!』に

奮闘していたあの頃よりも、

少しずつ前に進んでいることを

教えてくれました。


思いもかけない懐かしい再会に

ほっこりと気持ちが和んだひと時でした。



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