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蜃気楼の向こう側へ


朝晩涼しくなり

ようやく秋の訪れを

感じるようになりました。


暑かった今年の夏…

猛暑の中、車で道路を走っていると

行く先に蜃気楼をよく目にしました。


目の前に広がる大きな川…

川が見えた場所まで進んでいくと

現実にはそこに川はなく、

まぼろしであることに気が付きます。


それでもまた目の前に川があって

どこまで行っても続くまぼろし…


蜃気楼って、

自分自身の『とらわれ』みたいな

ものかな…と感じます。


不安や恐れ、先入観などに縛られると

自由な発想の妨げとなり、

前に進むことも躊躇してしまう…


人は誰でも

その人にしか見えないものや

その人にしか感じない存在に

少なからずとらわれて

生活しているのではないかと思います。


















その人の世界観でお話を聴いていると

独自の考え方や感情に、

その質感や色合いを

感じることがあります。


冷たくドッシリとした感じ…

ザラザラとした手触り…

色は灰色かな…


まるで大きなコンクリートの壁が

目の前に立ちはだかっているような…


その人が見ている風景を

その世界観で感じられるよう寄り添い、

その人にしかわからない蜃気楼を

一緒に見て共有します。


その人にしかわからない

モヤモヤした違和感には、

過去の経験による現状への危機感など

その根拠が含まれていたりします。


否定せずにそのまま受けとめ、

経験から得た情報や

ネガティブな気持ちを整理していくと、

自分の立ち位置や問題を

明確にすることができます。


視界がクリアになれば

危険を上手く回避して、

目標に向かって安全に進んで行けます。


目の前にある蜃気楼を見つめることは、

自分にしかできない

危機管理なのかもしれません。


その人にしかわからない蜃気楼は

その人の気持ちを映し出した、

その人にしか渡ることのできない

まぼろしの川です。


どうしようかな…と悩んでいる時

その答えは、

蜃気楼の向こう側にいる

自分だけが知っている…


そこには、

立ちはだかる大きな壁を超えるための

ヒントやツールも一緒に

待っていてくれるかもしれません。


少し勇気を出して、

蜃気楼の向こう側へ

会いたかった本当の自分に

会いに行ってみませんか。



ハートフルチャリング

代表 寺田さをり




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